めたもるゆきにゃー☆

第62話 凄絶なる反撃



鋼の錬金術師】│コメント:2


鋼の錬金術師・第62話「凄絶なる反撃」の感想です。
今回も自分の中では、神回でした~
こんなことをいってると、神回のバーゲンセールなわけですが、面白いものは仕方ないのです。

単行本派の方は、まだコミックスには掲載されてないんで超ネタバレ注意。

ホーエンハイムとお父様の問答

人間からは賢者の石が出来る。
賢者の石からはホムンクルスが出来る。
ホムンクルスからは何が出来る、破壊しかもたらさない。
お前は、どん詰まりなんだよ!

言われてみれば、これは真理。

で、お父様が出してきたのがクセルクセス人だったわけだけど、これはキモイwwww
しかし、さすが体から人間を出すとは…

って、この理屈おかしいような(;´Д`)
自分の中のクセルクセス人を排出してるだけで何も生み出してないし。
てーか、これってエンヴィーの正体のアレとたいして変わらないんじゃね?
お父様、だめじゃんw

で、そのあと周りを吹き飛ばしたわけだけど、どう見ても体内エネルギーの無駄遣いです。
人間を賢者の石にするために人の多いところに来たのに、吸収した以上の人間を廃棄してどーする(;´Д`)
これは、7つの罪の感情を捨てて頭も悪くなってしまったのでは。

☆大佐キタワァ!!!

で、その後みんなで総攻撃で消耗させる作戦に出たわけだけど、やっぱり来ました、大佐。

なにこれもうかっこよすぎる反則だ。
大方の予想通り、中尉が大佐の目になって位置を指示して全力でファイヤーだったわけですが、この「みんなこうなることを期待していて、まさに期待通りにやってくれた」という展開がなんか最高に燃えます。
目が見えないというハンデをものともせず、ファイヤーしまくる姿はほんとかっこよかったですー
てーか、火力だけなら、ホーエンハイムより強くないかというか、大佐の火力に勝てるのお父様だけですね(;´Д`)

しかし、大佐は、目が見えなくても、雨の日よりずっとマシということですねー。
ほんと雨ふらなくて良かった(笑

☆お父様のターン短すぎる

で、もうメインメンバー全員揃えた総攻撃という、ものすごい熱い展開で見ていて非常に燃えました。
で、総攻撃の結果、お父様は賢者の石の使いすぎでガス欠に。
扉を開いて得た「神」を抑えきれないように。
ガス欠早すぎ。
もうちょい計画的に使えよ、親父殿(;´Д`)

てーか、賢者の石でバリアー作って攻撃ふせいでたわけだけど、それってエネルギー消費するわけだから、結局攻撃を受けてるのと大差ないのでは。
そりゃ再生の時間がいらないっていうメリットは大きいけども。

たとえばコレ、大総統なら、全部平気で避けて手に負えなかった気がする。

☆自分の魂と引き替えにエドの右手を錬成するアル

これはグッと来るシーンでした。
エドのオートメイル壊れちゃって、コレどーするのかなーと思ってたら、エドの右腕とアルの魂の等価交換。
自分と引換にエドの腕を真理の扉からひっぱりだす、その手助けをメイにお願いし、メイも涙を流しながら引き受ける。
泣けるシーンでした。

この一連のシーンはすごい良いシーンだったわけですけども…
なんか他に方法あった気がするというか、メイと力をあわせての遠隔練成だったわけだから、遠隔練成で突起物つくってお父様ふきとばせばよかったんじゃね、とか思わなくも無い。
でも、アルの鎧がひび割れてて、血印やばかったんですよね…
エドの腕が壊れてるから治すことができなかったわけで、どっちにしろこうするしかなかったのかしら…
…って、そーいやアルの持ってた賢者の石ってどこやったの?

というツッコミは野暮でしょうか(;´Д`)

☆エドの右腕がなおってからの爽快感が異常

アルを失った怒りもあって、エドがなんか急激に強くなって、なおかつお父様はガス欠でもう全然ダメな状態なわけで、フルボッコ状態でものすごい爽快感。

お父様の面白い顔。

お父様って、自身のチート性能によるパワープレイに頼りすぎたせいで、戦い方が雑すぎて、自分のスペックを全く生かせていない感じ。
対して、作中で一番強かった印象のあるブラッドレイは、再生ができない分、食らうわけにいかないんで、きっちりと避けて確実に相手を仕留めるという、己の力を最大限に生かしたスタイル。

お父様自身が求めていたものが、神の力なわけで、人間ごときの攻撃をいちいちきっちりよけたり、確実に相手を仕留めるとか、そーいうスタイルは劣等種のやることだ、というような考え方してそう。
傲慢ゆえに、自身の能力にあぐらをかいているというか、人間相手にマジメに戦うなどバカバカしいと考えて、いざ猛反撃くらっても、その考え方が抜けないんで自滅しちゃったというか。
ホムンクルス全体からして、食らっても再生すりゃいいや程度にしか考えてなくて、それが弱点につながっているというか。
能力や回避やガードに特化してる大総統とグリードだけは、きっちりと相手の攻撃にあわせてたかんじですね。

☆グリード、自分が欲しかったのは仲間だと気づく

エドを応援する面々をみて、グリードが自分は仲間が欲しかったと気付くシーン。
これまた良いシーンでした。
今までのグリードの行動から、仲間が欲しいっていうのはわかっていたわけですけども。
それでも、強欲の果てにたどりついた、もっとも欲しいものが仲間だったっていうのは面白い。
たしかに、金も地位も名誉も、はっきりいうと「人」さえいれば補えるものの気がする。
名誉なんかは他人からの賞賛につながるわけだけど、それは極端な話、世界の全員が心から自分の味方になってくれる仲間だったら、まったく必要のないものであり。
圧倒的な力を手に入れて世界を支配するより、世界中の人間と絆を深めて味方になってもらうほうが、よっぽどいいわけで。
というか、支配しても孤独ですもんねぇ…

この仲間がほしいっていう本心は、お父様が最初にもっていたけど切り離したものなんでしょうかね。
仲間を求める欲が、ホムンクルスを作り出したというか。

あと、エドとお父様が最初にあったとき、エドがホーエンハイムの息子と知って、お父様は嬉しそうに頭をたたいてたんですよね。
あんときは、中に強欲があったんですよねぇ。
あのときのお父様は、仲間をもとめるという人間性があったから、今にして思えば意外としかいいようがない行動をとったのかなと。

☆最後の決めゼリフがキターー

「立てよ、ど三流。
 俺たちとの格の違いってのをみせてやるぜ」

最初のリオールで使ったセリフがキター!
これは燃えます。

あと、今まで散々人間をみくだしてきたやつに言ってやったり、て感じのセリフですねー
主人公がめずらしく主人公らしくカッコイイ。
見せ場来るまで長かったなぁ(笑

というわけで、次回も超期待。
あと2回で終わっちゃうのは寂しいのです。


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