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第46話「頼朝挙兵」



平清盛 感想】│コメント:2


松ケンが完全に白河院に

松ケンの演技に圧倒されました

NHK大河ドラマ 平清盛 完全版 Blu-ray-BOX 第弐集思わず見入ってしまいました。
今回すごかったのは、もう清盛がそのまんま白河院になってしまってるところですね。
松山ケンイチの演技力すごい…
重盛が死ぬ数話前までは年齢に比べて若すぎ感があったけど、ここで一気に老いさせるとは。

上り詰めた果ての孤独と、その闇に飲み込まれた老人の姿がものすごかったです。
晩年の強引な遷都とか、実際にあんなんだったのかなぁ…

白河院をみて「若いころが想像できない」とかおもってたけど、若い頃は「面白う生きたい」を体現してた清盛がすっかり白河院になってしまって、白河院の若いころも人間らしかったのかなぁと思った。伊東四朗の白河院も怪演だったけど、松ケンの晩年黒清盛の怪演っぷりはすごいわw

頼朝の挙兵が救いであり滅亡への序曲

ただの「命を救ったのが失敗」じゃないのがイイ!

頼朝の挙兵により、武士の心を取り戻すきっかけが出来たというのが面白いですね。
見る前は、頼朝の挙兵が熱い回かなと思ってたけど、清盛の闇の深さがすごい回でした。

頼朝の挙兵が滅亡への序曲でありながらも、清盛にとって深い闇からの救いの手でもあったっていうのは清盛を主人公にしたドラマとしては上手いまとめ方だと思いました。
あそこで命を救ったせいで滅びるけど、あそこで命を救ったから清盛は闇にとらわれずに済んだ…
実に複雑です。

濃密で演技もものすごくて見入ってしまう神回だったけど、尺不足っぽいのがもったいなかったかなぁと思いました。
頼朝や頼政の挙兵シーンとか見たかったし、今回のエピソードは2話に分けてみたかったですね。


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