どんどんおもしろくなって来ました!
保元の乱にまっすぐ向かっていくこの回は、これまでで一番感じるものが大きかったです~
鳥羽院の後悔の深さを見るに、権力ってなんなんだろうなぁと思っちゃいました。
権力があっても、あんなに後悔して亡くなっちゃねぇ…
そして、臨終の間際に訪れようとして帰らされる崇徳院は、そりゃ怨霊にもなるわという流れ。
決断が遅すぎましたね…
人間、ギリギリまで迷いがちですが、それって結局は間に合わなくなっちゃうんですよね…
即決の大切さを感じました。
ちょっと調べてみたら、崇徳院が今際の際に鳥羽院のところにいって帰らされたのって史実なんですね。
現実に鳥羽院が後悔してたかどうかはわからないけど、すくなくとも恐怖はしてたんだろうなぁと思います。
さらに、家族仲が良かった平氏と血まみれの源氏。信西と頼長の対立。
教科書でならって覚えただけの保元の乱がリアリティをもって感じられてすごいよかったです。
後白河帝「ここはわしの世じゃ」
もう、まさに「後」白河帝ですね。
この名前があまりにも完璧すぎて不思議なくらい。
史実でも、白河院も後白河院も長期にわたって院政を続けた代表ですもんね。
それにしても、歴代天皇のキャラが立ってていいですね。
もはや妖怪じじいの白河院。
白河院のトラウマに支配されて人間味あふれてた鳥羽院。
何やっても不幸になる崇徳院。
狂気に満ち溢れた後白河院。
天皇のキャラがこんだけたってるドラマもめずらしいのでは。
院政期の作品だからこそのキャラ付けだなぁ…
成功したら平氏が全部もっていく妙案だと思う
あと、清盛が「崇徳帝と鳥羽院に仲良くしてもらう」っていってたやつ。
あれ、最初は主役だから善人に描こうとしてるとしか思わなかったけど、よく考えてるとめちゃくちゃしたたかな妙案の気がします。
仲直りのために動けば、両方のところにいく大義名分がつくし、結局どっちにもいい顔を出来る。
さらに、もし仲直りすれば、両方からの信頼ゲットで一人勝ち状態。
おまけに、もし仲直りに失敗しても、ギリギリでどっちかにつけばいいだけの話。
実は誰も思いつかないレベルのすごいの案だった気がするです。
失敗したのが惜しい…