遅れてすいません、今週のキン肉マンです~
武道の「零の悲劇」により超人から人間にされて生き延びることを拒否し、悪魔の誇りをつらぬこうとする魔雲天。
武道の腕をつかみ、脇固めで反撃します。
しかし、東京ドームではテリーマンの靴紐が全部切れるという異常事態。
もう呪いのアイテムか何かとしか思えない。
それを見て、バッファは「悪魔の意地は捨てていい、ギブアップするんだ!」と魔雲天に呼びかけますが、それを制止するバネさん。
ここで回想シーン。
テリーVSラジアル戦の直後、スグルがあらわれたのを見ている悪魔超人たち。
そこにあらわれるバッファローマン。
牛「遅くなったが話はすべて聞いた。
どのツラ下げてここに戻ってきやがったといいたいのはよくわかるが、詳細を知り考えた結果、ここに戻って戦うのがオレに出来る最善の行動だと判断した。
一度タモトをわかった男がいるのは気に食わねえかもしれねぇが、再び悪魔となってあの日のようにお前たちと…」
そういうバッファに歩み寄るブラックホール。
「カカーッ!」
バッファにアッパーカットの一撃。
バネ「ケケッ、恨みっこはこれで終わりだ。
いいじゃねえか、あのお方が戻られた上に、思惑がどうであれ、こうしてお前まで連れ戻してくれた」
カーメン「これでわれら悪魔超人軍は完全復活! むしろ大歓迎だ!」
アトラン「ケケケ、戻ってきた以上、正義超人のような手ぬるい戦いを見せやがったら承知しねえからなぁ!」
BH「ウム、我ら7人の頭目はやはりお前しかいない」
悪魔超人たち素敵すぎる。
なにこの温かい出迎え。
敵側に寝返ったパンチ一撃で許し、そして再びリーダーとして出迎えるとか、器が大きすぎる。
むしろ正義超人より友情してるよね。
ステカセ「そういうわけで、7人の暫定リーダーだったオレさまから、お前にその席をバトンタッチしてやるぜ、ケケケ」
ステカセが暫定リーダーだったんかい!
意外すぎる…
と思ってたら、次のページで…
BH「誰が暫定リーダーだ!」
ステ「イテテ~~ッ」
バネ「ケケケ」
ブラックホールにヘッドロックでツッコミ入れられるステカセと、それ見て笑ってるバネさん。
なにこいつら、本当に仲よすぎで和む(*´▽`)
そーいや前作でも、ステカセはスグルを音楽で操って自分を指名させて「音楽で幻惑するなんて卑怯だぞ!」「バカヤロウ、悪魔超人にひきょうなんて言葉はない!!」とかいってたし、まさにお調子者のムードメーカーというかんじでしたよね。
さて、7人全員が揃ったところで、誰が誰を相手にするかを決めることに。
アトランティスは、同じ水棲超人のマーリンマンを「ツラが気に入らねえ」とえらびます。
カーメンは「神のおつげだー、あのクラッシュマニアは私がミイラにしてしまえと~」
大外れを選ぶとか、神のお告げダメすぎるだろ(;´Д`)
悪魔が「神のお告げ」というのもなんですけど、もう適当にその場のノリでいってるんでしょうね、このひと。
ステカセは「無表情な機械超人を大音量で苦悶の顔つきにしてやる」とターボメンを選びます。
ブラックホールは「あの犬の世話ならまかせろ、見事に手なづけてご覧にいれよう」とダルメシマンをチョイス。
なんか急に紳士的な口調に。
バネさんは「キン肉マンの動きも気になるが、あの得体のしれない赤ん坊はオレがしめあげてやるとするか」とピークアブーをチョイス。
バネさんはスグルの試合を無関心そうにしてましたけど、実は戦う気満々だった相手をスグルにとられたのが気に食わなかったという理由ぽい。
なるほど、自分が殺る気満々だったのに、先を越されたせいで気に食わなくて、どうでもいいとか、自分たちがピークアブーを倒せばいいとか、そういう反応だったのね…
で、手が空いたので、仕方ないからバッファローマンと一緒に東京ドームに入ってきた、と。
話を戻して、自分は武道の相手をするというバッファですが、残り1つの黒装束を魔雲天にとられてしまいます。
「武道はオレがやる!」
しかし、武道は他の完璧超人と違い「あのお方」が自分たちに望んでいるのは勝利ではなく捨石の役目だというバッファローマン。
だからこそ、悪魔に復帰したばかりの自分が罪滅ぼしとして捨石となるというバッファですが、魔雲天はゆずりません。
魔雲天いわく、バッファローマンがあのお方によりここに復帰したのは、捨石なんかになるためではない、と。
バッファローマンは、六騎士と同等以上の実力を持ちながら、それでも常に最前線で戦うことを好み、ヒラ悪魔をとおしてきた、悪魔超人軍のエースであり扇の要といえる存在。
そんな男気と実力にあふれていたバッファがたばねていたからこそ、7人の悪魔超人は格上の六騎士に負けぬプライドをもっていた独立部隊として機能していたというのです。
後付けだけど、なかなか良い設定。
バッファは勝つたびに1万パワー増えるんで、最前線を好むのも理にかなってますし、悪魔超人のときは頭も良くて存在感バツグンのリーダーでしたもんね。
だからこそ、将軍に復活させてもらえたんだろうし。
アトランティスも、「オレたちゃ7人で1つの部隊だろ、その隊長になるべき男は後にも先にもひとりしかいねえ」といい、バネさんも「隊長のいない部隊に最高のパフォーマンスなんてできやしない、だからこそあのお方はおまえを連れ戻した」と話します。
魔雲天「そんなおまえが真っ先に死ぬつもりで出撃するなど言語道断。
オレも悪魔超人の端くれ、絶対にタダでは死なん。
たとえ途中で勝てぬとわかっても時間だけは稼いでやる。
そのかわり、オレがどんな目にあおうと目を背けるな、武道の一撃一撃を目に焼き付けろ、それだけは頼んだぜ」
魔雲天、男気あふれすぎだー!
ただの怖い顔した山と思ってましたが、かっこよすぎです。
一同「すべてはあのお方のために!!」
こうして、7人の悪魔超人たちは決起したのでした。
バッファが最初に東京ドームに来た時に、意味深に「魔雲天…」といってましたが、こういう理由があったのですね。
まさかの伏線回収にビックリ。
ともかく、その魔雲天の言葉を思い出し、魔雲天の戦いをしっかりと見届けるバッファ。
しかし、体力が限界に達する魔雲天。
武道「下等超人よ、何の意地かはしらぬが、ここまでよくやった。
お前の意志を尊重して”死刑”をとりおこなう!」
脇固めから脱出した武道、魔雲天をロープにふり、自分もロープに走り、魔雲天の背後から頭を掴み、両手で思い切り右太ももに魔雲天の頭を叩きつけます。
「完武・兜砕き!!」
ココナッツクラッシュに似た技が炸裂。
魔雲天の頭がくだけちり、ミートやスグルは目を背け、バッファやバネさんも驚きの表情。
武道「終わった…」
最後は敗者の意地に敬意を評し、魔雲天の両手を組ませる武道。
こうして、魔雲天は完敗ながらも悪魔の誇りを通して逝ったのでした。
全試合がおわり、次の展開が気になる次回に続きます。
次回の更新は2週間後。
来週は無いのが残念ですが、毎週濃い展開が続いてますし、一休みしてゆっくり待ちましょう~
悪魔超人の仲の良さが尋常じゃないですね。
なんか7人全員が仲がよさそうな雰囲気で、むしろ正義超人よりずっと雰囲気いいんじゃないだろうかと。
ちょっと思ったんですけど、この仲の良さの理由の1つは、格上でエリート集団の悪魔騎士の存在というのもあるのかもしれないなぁと。
「あいつらエリートには負けない」みたいな強い連帯感があるんじゃないかなと。
実際問題、現場で実践をこなしている自分たちはエリートにも負けないというプライドもあるでしょうし。
だからこそ、六騎士と同等以上の実力を誇り、それでいてエリートになるよりも常に最前線での戦いにこだわるバッファローマンの存在はとても大きかったと。
バッファローマンにとっては、気持ち的に悪魔か正義かといえば正義なのかもしれないけど、それでも悪魔超人の仲間は何よりも大切な存在なのかもしれませんね。
こうして見てると、バッファローマンは今シリーズは悪魔超人として貫いて欲しいなぁとも。
むしろ、この仲間たちを裏切っちゃダメだろうと。
流れ的にはかたきを討つために武道と戦うんですかねぇ?
とはいえ、武道はもはやスグル以外では手を付けられなさそうな雰囲気。
残ったバッファ、バネさん、ブラックホールが戦うのか、アイドル超人が出てくるのか、もうさっぱり読めません。
バネさんあたりは、やる気まんまんだったけど対戦相手とられて、すぐにでも戦いたいはずだしバッファも気持ち的には武道と戦いたいでしょうしねぇ。
どうなるか読めませんけど、今のゆでなら、きっとどう転んでも面白くなるだろうと期待。
次回が楽しみです~