めたもるゆきにゃー☆

第27話 学べなかった“心”!!の巻



キン肉マン レビュー】│コメント:8


遅くなってすいません、今週のキン肉マンです~

あらすじ

風林火山が決まり、ピークアブーを見事にKOしたスグル。

観衆はまさに大喜びの状態。
バッファローマンも嬉しそうですが、バネさんはというと

「やれやれ、ブタ面男がひとり復帰したくらいで、まるで正義超人軍が超人界を制圧したような喜びようだな」

この言葉にバッファは「あ…ああ」とか無理やり相槌うって同意してるふり。
わかりやすすぎな牛さんと、なぜか気づかないバネさんでした(;´Д`)

しかし、実際のとこ、キン肉マンに悪魔超人16人中8人がやられているわけで、キン肉マンの復帰=正義超人軍の制圧に王手といっても過言ではないような。
バネさんのこの余裕は一体どこから来るのやら…

ともかく、この戦いでスグルは「大技を持っていたほうが戦いを支配できるという考えが間違いだったのを、この戦いが思い出させてくれた」と、カメハメとの厳しい特訓を回想するのでした。

さて、気絶から目覚めたピークアブー。
手を差し出すスグルの手をはねのけ、「なぜ強さの絶対値で上回った自分が負けたのか、自害する前に教えて欲しい」と問います。
それに際し、「正義超人にとっての本当の強さは心の強さ」と答えます。
技術だけでなく、心まで学習されていたら破れていただろう、と。

正義超人がピンチになったときに脳裏によぎるのは仲間のことで、スグルは今は亡き恩人のことを思い出し、それが勝利につながったと話します。
これが正義超人軍の心であり、強さの秘訣。
そして、かつてネプチューンマンもそれを理解してくれた「強敵(とも)」であり、自害する前にヤツと話せば、お前は何倍もの強さを手に入れることが出来るだろうと話します。

「今より…強く!」
「ああっ!だが、そのときは私だってもう一度おまえをたおしてやるからな!
 だから、何もここで死なんでもいいだろう。
 なにより、お前はまだまだ成長途上の赤ん坊なんだからのう」
「強く…なりたい…
 まだまだ強くなれるのなら、俺はもっと…もっと強くなりたい!」
「よっしゃ、約束じゃ!必ず再戦しよう!」

もっと強くなりたいと熱い涙をながすピークアブーの肩に手をのせ再戦を約束するスグル。
まさしく優しき王者の貫禄、フェニックス戦で成長した大王スグルの姿がここにあります。
これは作中屈指の感動的な名シーン。
なんかもう、毎試合のように名シーンが盛り沢山だなぁ…

スグルの説得が、実に無理のない流れでよかったです。
ピークアブーも、安易な慣れ合いに魅せられたわけでなく、もっと強くなりたいという思いからの涙であり、感情移入しやすかったです~
思わず泣きそうになりますね。

しかし、それに対する武道の反応。

「それだけは許されぬぞ、ピークアブーよ。
たとえお前ほどの有能な使い手でも、掟の例外となることは許されぬ」
「しかし、俺はまだまだ強く慣れることを確信した!そして次こそはキン肉マンを仕留める自信もある!そのために俺は生きたいんだ!」
「惑わされるな」
「惑わされてなどいない!ネプチューンマンが目指そうとした次世代の完璧超人のあり方が今ならわかるんだ!」
「惑わされるな」
「強さを永遠に追求するのも完璧超人の義務のはず!ならばこういう生き方もありなのではないか!」
「惑わされるなといっておるー!」

目が血走った武道さん、怖すぎる(;´Д`)
まさに何を言っても通じない、揺るがぬ強い信念。

「キン肉マンよ、お前は本当に大した男だ。
ネプチューンマン、ピークアブーと私が特別に目をかけてきた完璧超人はお前と対戦すると、ことごとく感化され、完璧さを失ってしまう」

武道って、ネプチューンマンのことも目をかけてたのか…
となると、ネプチューンマンはキングだけでなく、ストロング・ザ・武道とも交流があったようで。
キングのオーバーボディのことはどう思ってたんでしょうかねぇ…
なんか色々気になる…

「お前が完璧超人界にとって、いかに危険な存在かを再認識させてもらった。
やはりお前は超人界における危険分子だ。
知らぬのだろう、太古の昔に超人界に何が起こっていたかを。
それを知って、なお全員一致でお前を認めた神々の存在も許せん。

もはや超人界は堕落してしまった…
それを正すのが完璧・無量大数軍の真なる願い」
「まさかおまえ~!?」
「ああ、悪魔超人軍は粛清などとほざいてたが…
むしろおまえたち下等超人どもの粛清に来たのは、我々完璧無量大数軍なのだーっ!!」

完璧超人たちの目的に騒然とする一同。

「思い知らせてやる!
私達とおまえら下等超人との差を!!」

武道のものすごいチョップが魔雲天の顔面にもろにめりこみます。
その強さ、容赦なし!!
というところで次回に続きます~

魔雲天は、なんか武道の八つ当たりのとばっちりを食らってるように見えます(;´Д`)
もう、どうやっても勝てなさそうですね…
これじゃ、一矢報いられるかどうかすら怪しい流れ(;´Д`)

感想とか

ピークアブー戦、とてもおもしろかったです!
最初の「あやしてやれよ!」とかのあたりはどうなるかと思いましたが、回を増すごとに面白くなり、最後はとても感動的な締め方でした。
絶対に消化試合だとおもってたのに、まさかこんなにおもしろくなるとは。
毎試合おもしろくて、ほんとに絶好調ですねぇ。


大王としての威厳を見せつつも、ユーモラスなシーンの多いスグル。
強さを求め涙し、生きることをえらぶピークアブー。
あくまで完璧超人の掟を主張する武道。

三者それぞれの考え方が際立っていました。

しかし、正義超人になったウォーズマンやバッファローマン、アシュラマンがパッとしなくなったことを考えると、武道の主張もわからなくもない(;´Д`)
正義超人になって慣れ合うとダメになりがち。

でも、完璧超人のネプチューンマンは友情に目覚めて弱くなったのかというと、実はそうでもなかったような?
マグネットパワー使えない状態でもフェニ&オメガ組を押してたし、自分の預言書につながった糸に転んだのが敗因でしたしねぇ…

あと、完璧超人は、負けたら自害しちゃうのは、反省点をいかして精神的にもっとタフになることを放棄しているし、戦力がどんどん磨り減るだけのよーな。
この掟がある限り、完璧超人が超人界を制圧することは無理そうな気がする…

その辺はともかく。
武道は「太古の昔の超人界」のことを話しているあたり、ネプキンと同様に太古の昔からいる超人なのかもしれませんね。
実は真ネプチューンキングとか…
いや、それはまさかねぇ(;´Д`)

武道の正体も含めて、これからの展開が楽しみですね~
…魔雲天はひどいことになりそうですが(;´Д`)


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