めたもるゆきにゃー☆

第26話 “急成長”の盲点!!の巻



キン肉マン レビュー】│コメント:13


今週のキン肉マンです~

あらすじ

ピークアブーにボディスラムがかかったことを驚くスグル。
肝心のピークアブーの方は、まぐれだといってかかりますが、再び基礎技が決まります。
もう8年以上は使ってない基礎中の基礎技ばかりが決まることを不思議に思うスグルですが、何かに気付きます。

そしてスグルの回想。
ハワイでの特訓時、カメハメに特訓前の準備運動をしてなかったことを指摘され、それより48の殺人技をもっと教えてくれと言ったときの反応。

「礎をうつこと千遍…自ずとその身に真技が備わる。基礎を疎かにしては真の技は習得できん」

この回想で気づくスグル。

「ミートよ、お前の言ってたことは正しかった!私はもう強力な技はださないぜ~」
「それは大きな成長を促さないために言っただけで、やはりフィニッシュには強力な技が必要です…」

なんか、1人で納得したスグルと、まったく理解できてない参謀の図。
どっちが参謀だ(;´Д`)

スグルは、これまでの戦いでどんどん技術が上がっていったものの、その反面大切な物を失った期間だったと言います。
そして、ピークアブーに対してひたすら基礎技で固めていきます。
なんとか脱出するピークアブーに、上空でキン肉ドライバーの体勢に。

待ってましたとばかりのピークアブーですが、予想外にもボストンクラウの体勢でリングに着地。
なんか、これはこれで結構ききそうなかんじですが…
なんとか力づくでその体勢から脱出するピークアブー。

まさにこれは、パワーだけでなんとかしようとしてたスグルに対して地味な技で固めていたフェニックスと同じような展開です。
作中ではミートは「カメハメとのスパーリングの再現」といってますが、パワーファイトで戦ってたスグルを吸収しちゃったピークアブーが、もうそれ一辺倒になっちゃって、対処できなくなってるようにも見えます。

「なぜだ…急成長超人のオレがやつの技をまったく読めない…」
「ピークアブーよ、お前は急成長しすぎたのだ」
「何ィ!」
「超人レスラーってやつは、新たな技術を覚えて強くなるほど、基礎となる地味な技を忘れてしまうもんなんだ。
 おまえは急成長しすぎて基本技を忘れた。だから私の繰り出す地味な技は読めなくなった」

派手な技ばっか使ってるうちに、地味な技はすっかり忘れちゃって、そもそも地味な技を使ってくる相手なんかいないから、どう対応していいかもわからなくなっちゃう…ってことなのかしら。

もしも、スグルがカメハメとの猛特訓で基礎をおろそかにして48の殺人技だけを習得していれば、今のピークアブーのように基礎技をすっかり忘れて、基礎技で攻められると返せなくなっていたのかもしれませんね。
きっちりと基礎をこなした上で大技を身につけたスグルと、急成長しすぎたピークアブーとの差ということでしょうか。
フェニックス戦はまさしく「大切な物を失った期間」だったのでしょう。
まぁ、フェニックスの技は別に基礎技だったわけじゃないので、また違うかしら…

「ぬかせ~ そんな地味な技ばかりではこのオレに勝つことだってできねぇぜ!」

ピークアブーの指摘通り基礎技ばかりでは相手を倒せません。
そもそも、なんだかんだいってスグルの技からは全部逃れています。
確かに基礎技で攻められて対応に苦しんでますが、なんだかんだいいつつピークアブーの方が大技を使えるわけで有利。
…まぁ心理的にはもう完全に、ピークアブーの方が追い詰められてるんですけどね。
そんなわけで、今度は心理的に追い詰められたピークアブーの方が大技に打って出ます。

「オレにはお前から吸収した一撃必殺の技がある!
 48の殺人技No.1 宇宙旅行!! 冥王星まで飛んでいけー!」

ココで、まさかのこの技かい。
48の殺人技の中で一番簡単かつ、どう考えても最強の必殺技。
…ほんとにコレ、一撃必殺の技だよねぇ(;´Д`)
まぁ、昔は冥王星まで飛ばす技だったけど、今の世界観ではそれはなさそうですが…

投げ飛ばされたスグルですが、ピークアブーの片手をつかみ阻止。
技の使い手は技の破り手ということなんでしょうか。

「ピークアブーよ、お前は基礎技では自分は倒せないと言ったな…
 しかし、あるんだな。
 基礎技の集合体に過ぎないが、超強力な技が!」

「疾きこと風の如くーっ!」

おおおおおお、まさかの風林火山キタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆

ピークアブーをダブルアームにとらえて回転し、投げつけます。

「徐かなること林の如くーっ!」
「そうかー、この技があったかー!}

ここにきての風林火山はミートもビックリ。
…結局役に立たなかったなぁ、ミート。

そして、ローリングクレイドルの体勢で上昇。
…なんで上昇するのか全く不明ですが(笑

「侵略すること火の如くーっ!」

パイルドライバーで一気に下降。

「動かざること…山の如し!
 これぞ48の殺人技No.3 風林火山じゃ~~~!」

最後のロメロスペシャルが見事に決まった状態で次回に続きます。
最後の煽りは、「”基礎”が”必殺”へと昇華された大技!」

まさにそのとおりで、ロメロスペシャルだけで考えたらフィニッシュにはならなさそうな技なのですが、風林火山という集合体になっただけで印象が全然違いますよね。

しかし、ここで風林火山とはほんと熱いです。

感想とか

とにかく最後の風林火山に燃えました。
基本技に弱いっていうのは、大方の予想通りだったんですけど、基本技の集合体である風林火山を持ってくるとは予想外。

まぁロメロスペシャルは、ラーメンマンいわく「本当の殺人技」らしいですけど、あんまり気にしないでおきましょう(笑

あと、宇宙旅行も予想外すぎでした。
たしか、この技名ってアニメで名付けられたんで、原作では名前出てこなかったんですよね。

それにしても、スグルの貫禄がすごい。
フェニックス戦後の最強の超人そのままでした。
スロースターターながら、きっちりと相手の特性を見抜き、自分のペースに持ち込んでの大逆転。
キン肉バスターやマッスルスパークなどのフィニッシュ技が使えなくても、技の引き出しはまだまだあるという。
まさに王者の貫禄。

最初はどうなることかと思ったピークアブー戦ですが、どんどん盛り上がっていった感じですね~
悪魔超人たちの試合とはまた違った面白さがありました。

そう考えると「悪魔超人VS完璧超人」が、新たにゆでが身につけた大技だったけど、「主人公VS完璧超人」という基礎中の基礎がこの試合なのかもしれません。
悪魔超人たちの試合だったから盛り上がった感もあったのですが、基本である主人公の試合でこれだけ盛り上がったのであれば、今後の展開も心配なさそうですね。

…どれだけ面白くても、タッグ編のせいで「いつ落ちるか」という心配があったからなぁ(;´Д`)

さてさて、次回ですけど、これまでのスピーディーな展開からして、もうこのまんまフィニッシュしちゃうんじゃないでしょうか。
で、自害を止めるけど処刑されるとか、そういう展開なんじゃないかなぁと。

あ、そーいや「48の殺人技NO.2」ってなんなんでしょうね(;´Д`)


コメントを見る:13 コメントする
パソコン版

(c)めたもるゆきにゃー☆