めたもるゆきにゃー☆

第19話 衝突!超人たちのイデオロギー!!の巻



キン肉マン レビュー】│コメント:9


遅れてすいません~
今週のキン肉マンです。

あらすじ

ダルメシマンが自害する前に首を切断するブラックホール。
テリーは「何もそこまでしなくても」との反応ですけど、そりゃそーですよね。

しかし、ブラックホールの言い分はといいますと

「完璧超人は死を持って敗れた責任を果たすだと?
 聞こえはいいが要するに体裁よく皆の前で果てたいだけだろ?
 誰が自害などさせるものかー!
 完璧超人の誇りだと?
 そんなおまえらの自己満足ごと灰にして燃やし尽くすよう、我らはあのお方に仰せつかっているのだー!」

かっこつけて自害とかいってんじゃねぇ、と。
一番惨めに殺してやるという、まさに悪魔の行為。

アトランティスも「正義超人も気に入らねぇが、自分たちこそ完璧とエリート面してるのが徹底的に気に入らねぇ」と。

まぁ、当然といえば当然ですよね。
散々、下等超人だのなんだの見下されて選民意識ふりかざされちゃあ、悪魔としては黙ってみすごすわけにはいかないと。
そもそも、悪魔超人は完璧超人とまともに戦ってないですしねぇ。
逆に正義超人は、気に入らないことは気に入らないけど、正面から戦って負けたわけだし、不可侵条約も納得しているのかもしんないですね。

スプリングマンもブラックホールをほめたたえ、自分たちの真の目的はあらゆる完璧超人の粛清だと語ります。
ちなみにこのコマのバネさん、なんかヘの字型の口があって超違和感。
バネさん、口あったのか(;´Д`)

テリーマンはバッファローマンに「お前なら憎しみは憎しみしか呼ばないとわかってるはずなのに、どうして?」と腕を手をかけますが、バッファローマンはその手をつかみ、腕から離します。
なんかこの時のバッファが意味深なかんじ。

ブラックホールは「使命の第一弾はおわった、あとはおめーらにまかせた」といって少し休むとのこと。
使命の第一弾ってのが気になりますね…
他の使命はなんなんでしょ?

ともかく、ブラックホールの再戦が見られそうで楽しみ。
ゆでは、このシリーズでペンタゴンも登場するようなことをいっているらしいんで、四次元殺法コンビがまた見られるかもしれませんね~
…そもそもペンタゴンって正義超人のままなのか、グレて悪魔になったのか謎。
ペンタゴンのキャラソンでは「心には悪の華咲かせて」というフレーズがあったけど、アニメスタッフが作ったものだしなあアレ…

話を戻して。
テリーは完璧超人の生き方も理解できないけど、悪魔超人の考えにも賛同しかねると悩み、キン肉マンにオレたちがなんとかするしかないと話します。

「テリー、ジェロニモ、慌てるでない!
 試合前にもいったではないか!
 この私がきっとなんとかしてみせるとー!
 仲間の力を信じておれー!
 どんなにアホだと言われても、私はバッファローマンを信じておる!」

そう語りながら、ピークアブーのストンピングを払いのけ、水車落としでキャンバスに叩きつけるのでした。

これこそ、まさに頼れる主人公。
王位編後の成長したスグルですね~

スグルって疑い深い性格だし、それこそ王位編前なら「バッファローマンめ、また裏切りおった~~~」とか言いそうですが、「信じておる」ですからねぇ。

ちなみにバッファローマンはうれしそうな顔しつつ、それに気づいて「いつまでも立ってみてられるか、座るぞスプリングマン」とかツンデレ風味。
スプリングマンは「おお」とか合わせてます。
なんかバネさんがいちいちかわいい反応。

ちなみに映しだされているモニターでは、魔雲天は武道にマウントポジションで元気に攻撃してました。
さすがに魔雲天ドロップのままじゃなかったのね…

さて、舞台はテムズ川のマーリンマンVSアトランティスに。
アトランティスがグラウンド技で押し気味。
水中戦での実力は五分五分と判断して、グラウンド技で攻めれば戸惑って何もできないだろうとの作戦。
マーリンマンは、ひれをノコギリ回転させて脱出し、ブレーンバスターでアトランティスを川におとそうとしますが、アトランティスはここで、なんとヘッドロックからのセントヘレンズ大噴火。

意外な体勢からの大技炸裂で盛り上がったところで次回です~

感想とか

今週もなかなか濃密な回でした~
ブラックホールの外道行為にすごいイチャモンがついて揉めるかと思いきや、そうでもなかったですね。
どっちかというと戸惑ってるかんじの反応。

そして、悪魔超人はほんとに正義超人の助太刀ではなく、自らの手で完璧超人たちを粛清しにきたようで。
なんか、正義・悪魔・完璧と勢力が分かれている意義がきっちり見いだせるようなかんじですね~

正義超人→みんながわかりあうためにたたかう
悪魔超人→友情を否定、戦いの結末は生か死だ
完璧超人→お前ら全員下等超人、オレたちは神に最も近い

正義超人は、みんな仲良くなりたいという理想論で、性善説。
悪魔超人は、そんな理想は無理という考えで、性悪説。
完璧超人は、そんなくだらんことどうでもいいから、己が強くあるべしという主張。むしろ感情そのものが排除すべき対象。

こんなかんじかしら。
こうして考えると、完璧超人は厨二病をこじらせてるっぽい。

正義側は完璧側相手にわかりあおうとしてるけど、悪魔側はもう単純に「調子にのんな」という、とてもわかりやすい反応。

たぶん、学校のクラスにするとわかりやすいんじゃないかなぁ…
学級委員と、素行の悪い生徒と、それを冷ややかに見る上から目線の生徒。
ちなみにわたしは、完璧超人的な思考の子でした(;´Д`)
もろに個人主義的考えで、クラスで団結的な空気を冷ややかに見つつ、きっちりと良い成績はとる…というかんじ。
実に嫌なやつ(笑
まぁ単にコミュ能力が低くて馴染めないだけなのですが(;´Д`)

…こうして考えると、完璧側を応援したくなってきました(笑
細かいことをどうこういうより、とにかく己の力を磨くことが最も崇高な行為。
他の連中を見下すかわりに、負けたら悪あがきせずに、潔く死んで美学をつらぬきとおす。
なんか個人的には一番好きな主張。

とはいいつつ、試合的には、やっぱり馴染みのある悪魔超人を応援してしまうわけですが。

さて、アトランティスとマーリンマン戦ですけど、流れ的にはアトランティスの勝利かなと。
セントヘレンズ大噴火をつかったとはいえ、アトランティスは決め技のアトランティスドライバーがありますしねぇ。
あれ、絵的には決め技にぴったりで、勝利のイメージつかみやすいですよね。
それに、アトランティスって「性根の腐った悪魔」というイメージそのものですし、負けて退場するには惜しい。
来週はマーリンマン攻勢でおわって、再来週に決着じゃないかなぁ…

しかし、こう考えるとミスターカーメンの扱いがあんまりすぎる…
せっかく、ツタンカーメン展もやってるのに。


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