めたもるゆきにゃー☆

CLANNAD AFTER STORY の感想



アニメ漫画いろいろ】│コメント:5


CLANNAD、アフターストーリーの方も全話見たので、一期とあわせて感想を書いておきますー
いっぺんに見たせいで、めちゃくちゃ疲れました…
もうこの「何か始めると、終わるまでそればっかに集中して、結果としてめちゃくちゃ疲れる」という悪癖をなんとかしないといけませんね(;´Д`)
映像特典含めて、一期24話+二期25話で49話…
そりゃつかれます…

とりあえずは、「CLANNADは人生」という有名な言葉については理解。
言葉だけだと、「CLANNADというゲームは自分にとって人生そのものだ」という、とっても痛い言葉に思えたわけですけど、そういう意味では無かったようで。
「CLANNADはギャルゲーではなく、主人公・岡崎朋也の人生を描いた作品だ」というニュアンスの意味だったんですね。
後半になってくると、女の子と仲良くなったその後に、社会に出て、結婚して子供が出来て、親になることで自分や家族を見つめ直すキッカケになって…みたいなところまでいっていたんで、確かに「人生」という言い方はあながち間違っちゃいないなぁと。

とりあえず、全体的にはいわれてるほど感動は出来なかったというか、正直1番涙腺に来たのが最初の風子編だったというのが、自分にとってはある意味では不幸だったかもしれません。
二期の序盤のキャラごとの個別エピソードは、キッカケが悪ふざけからというのが多かったんで、いまいち感情移入できなくて納得いきませんでしたし。
まぁ、全体をとおしてみれば「かなり楽しめた」という状況なんですけど、ちょっと期待しすぎた感じ。

あと、風子やことみのような「Key作品特有のちょっと頭の鈍いアホの子」がいる楽しい学園生活なのに、それを終えたあとに若干リアルな「社会に出て自立」というテーマになって、面食らったというのも。
マンガ的ファンタジーな世界を終えて、急にシリアスになってしまったというか。
その辺になれるのに少々時間がかかったかんじです。

渚の出産が危険がともなうという時点で、「たぶん渚死ぬけど、なんらかの奇跡で生き返るんだろうな」ということは想像ついたんですけど、夢オチにも近い展開で、ラストは正直ぜんぜんついていけませんでした。
卒業してからは、現実の厳しさという雰囲気を感じただけに、よくわからない展開で渚が生きていたことになって、ハッピーエンドになったのは違和感。
主人公がつらい現実を克服していく中で家族の絆が生まれ、そこに感動が生まれているんだから、自分としては、そのまま話を終えた方がすっきりしました。
それでこそ「人生」というかなんというか。
いやまぁ、「人生は納得の行かないことも多い」わけだから、クラナドが納得いかないのも、「人生だし仕方ない」のかもしれませんが。
…もはや自分で何を言ってるのかワカラン(;´Д`)

とりあえず、汐が倒れるシーン以降はいまいちというか、物語として渚は死ぬ必然性があったけど、汐が死ぬ必然性が感じられなかったんで、終盤は違和感だらけでした。

ただまぁ、汐が生まれてからの話は感動出来るところが多かったのは確か。
父と娘の絆が生まれるシーンも感動出来ましたし、朋也の父と和解するシーンも感動出来ました。
逆に、だからこそ、それらが無かった事になってしまうように感じるラストが納得いかないのかもしれません。

とりあえず、個別エピソードについて思ったことをいろいろー

☆春原兄妹編

これ、朋也が「春原に偽の恋人を作ろう」とか、何一つ解決策になって無い提案したのがトラブルの元凶ですよね…
あげくに、「早苗さんが渚の母親なのは面白いから黙っておこう」という悪ふざけが事態を悪化させたとか、最悪なだけです…

芽衣の「サッカー部に戻れば昔の兄に戻ってくれる」というのも、サッカー部が外道過ぎて、どう考えても無理というか、それだったら演劇部の連中でサッカーチームでも作る方がよっぽどいいのでは、とか。
春原の「芽衣がついていってる男が自分の親友なら大丈夫という安心」も、理にかなってると思うし、なんでもかんでも春原に黙って引っ掻き回した朋也がどうこういえるものじゃない気がする…

まぁ、芽衣ちゃんはとってもかわいかったですけど。
というか、芽衣のかわいさでカバーしてるというかんじでしたね…

☆みさえさん編

これは、割とよかったと感じた話。
もともとがおとぎ話みたいな話だったおかげで、細かいことを深く気にすること無かったですし、女子高生時代のみさえさんがかわいかったのと、志麻の女装姿がものすごくかわいかったというのもポイント高し。
アフターストーリーの序盤の個別エピソードの中では1番よかったです。

☆有紀寧編

これもまた、「春原が有紀寧の兄だと偽ったせいでこじれた」という、悪ふざけからこじれた話。
誰か、一番最初の時点で「そいつのいってること嘘だから」と突っ込めよと(;´Д`)

まぁ、事の発端が悪ふざけでこじれたとしても、そのおかげで前々からくすぶってた火種が消えたといえるんですけども…

あと、「早苗パン+謎ジャムで全員気絶したせいで、朋也がタイマンはるはめになった」というのもついていけませんでした…
ギャグシーンの結果で、シリアスに持っていってるのが受け付けなかったというか。
ギャグマンガの主人公が死なないのを利用して、シリアスなシーンで体をはって誰かをかばってるみたいな無茶っぷりというか。

これも、なんか有紀寧のかわいさでカバーしてたかんじが…
かわいかったんでキャラは好きなんですけどね…

☆渚編

卒業して、ここから真のアフターストーリーに入ったわけですけども、見てる方としても「高校でバカをやってたころ」が楽しかったわけで、そういう意味でも社会に出てからの厳しさというものが描かれているかんじですね。
それだけに、どうみも面食らいました。
最初の方、ちょっと重かったんで、しんどかったですねぇ…
なんか、この辺になってくるとアッキーがギャグ分を提供してくれるおかげで助かってるかんじでした。
この辺はかなり評価高いみたいなんですけど、自分にはいまいち合わなかった感じ。

渚が死ぬのは予想できましたが、カンベンしてという感じでした。
逆に言うと、ここで死ぬ=絶対何か起きて丸く収まるんだろう という予感もあったわけだけども。

☆汐編

正直なところ、渚が死んだ時点で、なんらかの奇跡で時間巻き戻しになると予想してました。
まぁこの予想はかなりいい線いってたわけですけども、まさか娘が出てくるとは…
もうここまでくると、どこまでやるんだこれ、という感覚。

汐はかわいかったですけど、「うしお」ってなんか「牛男」みたいでいじめられそうな気がしなくもない…
このあたりは素直に感動出来ました。
そして、アッキーと早苗さん、おじいさんとおばあさんのクセに若すぎる(;´Д`)

個人的には、4人で古河家に住んだ方が、汐のためにもよかったんじゃないかなぁという気もするのです。
片親だと、どうしても忙しくてかまってあげられませんし、そこを古河の二人がカバーしてくれればいいわけで。
家の環境だって古河家のほうがずっといいですし…

ともかく、汐との旅行シーンはアフターストーリーの中で1番よかったと思いました。
ただ、岡崎の祖母が朋也をほったらかしだったのだけはちょっと違和感。
結局会ったのが1回だけだったとか、どうしてたんだろう…
まぁ、事情あるんですかねぇ。

しかし、朋也の父は50いってないはずですよね、老けすぎだ(;´Д`)
まぁ苦労したからなんでしょうね…

あと、風子が1番好きなんで、再登場はうれしかったです。
変わってなくて和みました~

しかし、25歳でアレは不憫(;´Д`)
15歳の時にダウンで、その時点での精神年齢が12歳くらいなら、あれはあれでそこまではおかしくないと思うんですよね。
目を覚ましたら25になってて、中卒で中身も子供のままで、どうしたものやら(;´Д`)

父との和解シーンはよかったですけど、その辺で物語の幕を閉じて欲しかったです。

汐が死ぬのはさすがにカンベンしてやれよというかんじですし、そっから巻き戻ったのは、せっかく「人生」を描いていたのになぁと。
死んだ後、なんらかの話があるならともかく、死んだ後にすぐ巻き戻るなら、死ぬ必然性ってあったのかなぁ…
別に渚が生きている世界にならなくても、汐と二人で暮らしていくエンディングでもハッピーエンドでしたし…

とりあえず、結局、終わった世界はなんだったのかいまいちチンプンカンプンでした。
考察するにも難しすぎるし、ゲームをやらないとわからないだろうし、いいかなぁというかんじです。

☆総括

総じて面白かったんですけど、長いんで疲れました。
あと、期待しすぎました。
アフターストーリーの個別エピソードは、一期の個別エピソードにくらべるとイマイチでしたし、後半は後半でシリアスになってしんどかったですし。
あとラストもよくわからなかったんで、総合して一期の方がおもしろかったです~。

まぁこんだけグダグダと書けるのは、相応に楽しんだといえますね、ハイ。


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