今週のキン肉マンです~
ボロボロのウォーズマンに対して、スグルたちは見かねて声をかけます。
前回声をかけなかったのは、声をかけるタイミングを待っていたのかもしれないですね~
「お前死ぬつもりかーっ?
その気合だけの特攻精神は無茶しすぎじゃーい!」
「そうだ、ファイティングコンピュータと異名される、いつもの冷静なお前はどうした!?
いったんクールダウンして立て直すんだ!」
まさしくそのとおりで、とにかく落ち着けと。
しかし、ポーラマンはウォーズマンを「恐怖心を持たず、ひたすらプログラムとして戦うだけ」とバカにします。
ウォーズマンの行動原理は機械そのもので、ターボメンも同じだったといいながら、ウォーズマンを蹴り飛ばします。
なんか機械だということでバカにされるターボメン、とばっちりすぎる…
グリムリパーからも扱い悪かったし、完璧超人は機械タイプに対して、あまり好意をもっていないのかもしれませんね。
自らの感情や恐怖を乗り越えることに完璧さがあるので、最初からそういうものがない機械タイプの超人は、「乗り越えて物にする」という完璧さがなく、ただ完璧超人の思考をプログラムとしてるだけ、ということなのかもしれません。
…だったら、機械タイプは仲間に加えなければいいんだけど、その辺は武道は機械タイプも認めていて、ポーラマンやグリムは心では軽蔑してるってことなのかなぁ…
で、心まで折れそうになってしまったウォーズマン。
いくらなんでもこのポーズは無いと思う。
アワワ、ウギャアに続く醜態(;´Д`)
ここでロビンのことを思い出すウォーズマン。
「ウォーズマンよ、お前はいつも自分のことをロボ超人だと気にしているようだが、私はお前をロボだと思ったことは一度もない」
そしてスクリュードライバーで木に風穴をあける訓練をしていた頃を思い出します。
10本目に風穴をあければクリアなのですが、9本目で急にやめてしまいます。
ロビンに怒鳴られますが、聞こうとしないウォーズマン。
それは、木陰にいた鹿の気配を感じ取ったからでした。
ロビンはそれに気付いて驚くのでした。
このシーンは、特訓で刑務所の囚人を殺していたシーンを彷彿とさせますね。
孫に会いたいという老人を殺さずに逃がしてあげたんですよね。
ウォーズマンはたとえ師の命令に背いてででも、命を粗末にしないという精神の持ち主。
ただのロボではないのです。
…しかし、あの老人は一体何をしでかして死刑囚になっちゃったんでしょうねぇ…
悪そうな感じじゃなかったし、やむにやまれぬ理由があったのか、更生したのか。
謎過ぎます。
ともかく、ロビンに「おまえは血肉の通った我が弟子だ、そのことに誇りを持てる超人になってほしい」と言われたことを思い出します。
これってそもそも、ロビンの霊が出てきて今言ってるのか、過去の記憶を思い出しているのか。
過去の記憶なら、どの辺りで言われた言葉なんでしょうね?
タッグ編での特訓の時か、王位編で生き返った後か、その辺ですかねぇ。
ともかくロビンの言葉に「オレハキカイナンカジャナイ!」とつぶやくウォーズマン。
カタカナなのがもろに機械ぽいけど、なんでまたこのシーンでカタカナにしたんだろう…
ここで立ち上がるウォーズマンがカッコイイです~
ウォーズマンにはこのポーズが似合いますね~
襲いかかるポーラマンに、再びスクリュードライバー。
しかし、途中でスクリュードライバーをやめ、スライディングでポーラマンの足元をくぐり抜けます。
「死ぬための戦いはしてはいけない!
生きるために戦うこと、それが無機質なロボと血の通った生身の超人の違いだ!」
そして、ポーラマンの左足に関節技をきめます。
「ようやく目が覚めたぜ。
オレはロビンの恩に報いようとするあまり、自分の命を捨てようとしていた。
だが、己の命を粗末にするものは相手の命も粗末に考えがちになる。
だが、それじゃあただの殺し合いだ!
しかし、ロビンはこんなオレに生きろと言った。
血肉の通った超人であることに誇りを持てと言ってくれた!」
そして、ロビンに託された魂を守るため、大切な命を守るために戦うんだと話すウォーズマン。
その「大切な命」の中に、ポーラマンの命も含まれているのです。
ただの復讐でなくわかりあうための戦いで、そのためにも自分の命も相手の生命も大切に扱うという信念。
これがウォーズマンの正義超人としての新しい信念なのですね。
ロボ超人としての強い劣等感や復讐心から解放され、命を大切にするために戦うことに目覚めたといったところでしょうか。
常に悩んでいた壁を乗り越えることが出来てよかったね!ヽ(´▽`)ノ
力づくでアンクル・ロックをふりほどくも、ダメージが大きく片膝をつくポーラマン。
ウォーズマンの脇固めをくらい、今度は左腕を痛めます。
まともに正面からやりあわず、体の各部位を少しずつつぶしていき、ギブアップを狙うという作戦で、これに感心するスグルとテリー。
「うん、いけるぞ、ウォーズマン!」
もろに「いけない」というフラグをたてて2週間後に続きます~
まぁ、ポーラマンがこのまま1つずつ部位をつぶされてギブアップってことはないと思うんで、この作戦は失敗するんでしょうね。
当然、ポーラマンの最後の反撃があるはず。
で、ウォーズマンはそれをなんとか阻止して、パロスペシャルあたりでフィニッシュですかね。
腕を痛めてるんで、パワーで外すことも出来ないでしょうし。
柱の煽りに「仇討ちに予想外の結末」と書いてますけど、すでに仇討ちから離れてるんですよね。
なので、このまま「仇討ちをせずに終わりました」でも予想外の結末といえばそうなんですよね~
さすがに失敗して逆転負けとかは無いと思うんだけど、どうですかねぇ…
今回、ゆでが描こうとしたのは「ロボ超人という劣等感から解放されたウォーズマン」だったんでしょうね。
なにしろ、スクラップ三太夫にバトルマンとして出演した時も、ロボ超人ということを気にして、仲間から離れていったくらいですし。
マンリキ戦でも、氷の精神から友情を思い出すウォーズマンだったし、その辺のドラマをどうしても入れたくなっちゃうみたいですね。
で、ウォーズマンが好きな読者の多くが期待してたのが、実力者としての冷静で強いウォーズマンだったのかなーと。
ファイティングコンピュータとしての強さというか。
なんとなく、今回の戦いでの扱い的に見ると
ロビンマスクとラーメンマン→成熟した実力者
ブロッケンとウォーズマン→未熟な若手
というかんじですよね。
ウォーズマンはロビンの弟子で、ブロッケンはラーメンマンの弟子みたいな感じだし。
で、ウォーズマンが好きな読者は、別にウォーズマンにブロッケン的ポジションを求めているわけじゃないというか。
まぁ、ロボ超人の劣等感から解放される姿もそれはそれでいいんですけど、ファイティングコンピュータらしい、この試合の序盤のような冷静に分析する強い状態での戦いを見たかったなーとか。
…ここまで書いてて思ったけど、ロビンは成熟した超人ゆえに、大体は試合の外の問題で悩まされる展開ばっかで、なかなか思いっきり戦えないことが多いんですよね。
アトランティス戦ではミートの足。
ミッショネルズ戦では正体暴きとウォーズマンのマスク問題。
マリポーサ戦では生い立ちに同情で戦意喪失。
究極タッグ編ではケビンに気を取られてばっか。
試合の外の問題を乗り超えて思いっきり戦えたのは、ジャンクマン戦とマンモスマン戦で、この2つは名勝負として人気なんですよね~
実はネメシス戦はめずらしく思い切り戦えた試合だったのかも。
一方、ラーメンマンは、割と自分のペースで戦えて、実力を発揮できている気がします。
額の傷とか余計な問題も出てくるんだけど、そんなに重要なポイントにならないんですよね。
なんかそーいうことを思ったのでした。