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第61話 “一正義超人”として!の巻(追記)



キン肉マン レビュー】│コメント:1


ロビンの過去話の流れで、ウルドラマンについて考察してたけど、書くの忘れてたんで、追記として書いていきますー

「第19回超人オリンピックの決勝戦でロビンマスクに敗北し、プライドの高いウルドラマンはこれを苦にして第20回の出場を辞退した。 」
というのがウルドラマンの設定ですよね。

優勝した次のオリンピック決勝で新人のロビンマスクに完敗。
これってある意味、ロビンと同じ流れですよね。
ロビンはスグルのようなダメ超人ではなかったものの、新人な上に、ロンドンの若大将編では素人超人でしたし。
立ち位置的には近かったのではないかと。
ロビンが自信過剰になったのは、ほぼ素人から優勝した天才だったからなんでしょうね。
そしてウルドラマンは前回の敗北を理由にオリンピックを辞退。
それ以後、ウルドラマンは全く名前すらもでず表舞台から完全に消えさります。

もしかすると、ウルドラマンはロビンと違い「惨めな敗北を乗り越えられたなかった存在」なのかもしれないなって。
それに対し、ロビンは「何かの間違いだ」という執念で納得するまで戦いを挑み、敗北を心から受け入れることが出来たから、精神的に大きく成長できたと。
そう考えると、ものすごく対称的で面白いなーと。

そして、そこからさらに考えると「ロビンに勝ったあとの調子に乗っていた状態のスグル」というのが、まさしくオリンピック優勝後のロビンだったのではないかと。
ただ、スグルは幸いな事に、その直後の試合のカメハメ戦でその鼻っ柱を折られて、苦しい特訓で身も心も鍛えられ成長できたわけです。
スグルの2連覇だけ見ると順風満帆で無敗のチャンピオン、さすがは主人公補正というかんじですが、優勝した直後にハワイチャンピオンの付き人に負けて、鍛え直すっていう苦労を体験してるんですよねぇ。
主人公がスグルだったからギャグっぽかったですけど、世界チャンピオンが地域チャンピオンの付き人にあっさり負けるとか、悲惨この上ないわけで。
スグルはそれに真正面から立ち向かって乗り越えたからこそ、2連覇できたわけです。
これが変なプライドにこだわっていたら「お前なんかに師事せんわい」となるわけですしね。

ロビンが結局スグルにかなわなかったのは、ロビンがやさぐれている間にスグルが本当のチャンピオンとしての力をつけ、もはやダメ超人ではなくなっていたから。
そしてそれを含めて多くのことに気づくことが出来たロビンは、過去の小さなプライドから解放され、大きく成長できたと。

敗北がトラウマになったのか、闘うことを諦め、そのまま消えていったウルドラマン。
納得するまで行動し、心から敗北を受け入れることでどん底から這い上がったロビン。
チャンピオンになった直後に衝撃的な敗北を味わい、そこから真のチャンピオンに成長できたスグル。

こう考えると、超人オリンピック優勝者ってウルドラマンも含めてドラマがあるなーと思ったのでした。
なんか今回のエピソードでロビンマスクというキャラにぐっと深みが増したなぁと思ったですよ。
バラクーダになって残虐さを剥き出しにしてまでしてスグルに挑んだのも、全ては意味があったわけですね。
落ちるところまで落ちて、それで心から納得して他人を尊敬できるようになった。
なんて素晴らしい。
なんか、もう一人の主人公といっていいくらいですね。

…というわけで、総選挙にはウルドラマンに票を入れて、ゆで先生にはぜひともウルドラマンの短編を書いて貰いたいと思いました。
しかし、総選挙もう投票しちゃった><
まぁ、どっちかというとレオ様の短編のほうが読みたいですけどねー(笑
ぜひ、マンモスマン戦後の悲哀を描いてもらいたいw


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