日曜5時にやってた鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTが終了してしまったので、はまったついでに2003年版のアニメ全話+劇場版をみてみましたー
たしか、劇場版が公開されたあたりに、再放送で数度見た記憶があるんですけど、いざ見てみると、あんまり記憶に残ってないものだなぁと。
とりあえず、設定とかは完全に別物なので、別物として割りきって見たわけですが、感想としては「これはこれでかなり面白かった」というかんじですねー
マスタング大佐などの主要キャラの声が違ったりしたのは、そっこうで慣れました。
最初は違和感だったんですけど、慣れってすごいなぁとか。
別物として見れば、よくまぁここまで原作を分解して大幅アレンジして再構築したもんだなぁと感心。
ただし、アクションシーンに関しては新作の方が断然上だったなぁという感想。
以下、細かい感想をぐだぐだとー。
いやこれ、ほんとよく構成練ってたなぁと感心しました。
ニーナのキメラ回が国家錬金術師の試験直後の時系列だったり、タッカーがスカーに殺されるんでなく軍にとらわれて銃殺だったり、「ここ改変したんだー」程度に思ってた部分が、タッカーは実は生きていて軍で数年間えんえんと研究してたとかいう伏線だったりしたときはビックリでした。
あー、こうするために改変しちゃってたのねー、と。
炭鉱時代のヨキが護衛に錬金術師の少女をつれていて、話としてこうしたほうが確かに絵的に面白いし30分もたせることを考えると、こうやって原作をふくらませないとなぁ程度に考えていたら、そのキャラが実は終盤に重要な役どころになったりとか。
正直、「原作が足りなかったので無理やりまとめました系の話」と思ってたんですけど、全然そんなことはなく、原作を分解再構築して、序盤にも後半のオリジナル路線の伏線をふんだんにおりまぜてたというのに、結構感動。
いやはや、人気でたのがよくわかりました。
確かに完全に別物なんだけど、これはこれでよく出来てて面白いですねー
「えー」という展開の部分も結構あったのは確かなんですけど、全体としては非常に楽しめたですよ。
原作は、終盤はおっさんキャラばっか活躍してた気がするんですけど、旧作アニメはおっさん成分がえらく薄く。
FAだとおっさんに見えるスカーも、なんか旧作アニメだと美形っぽかったり。
アニメオリジナルのキャラは、おっさんキャラはあんまりいなかった気がする。
終盤にかけてどんどんおっさん率が濃くなっていったFAに対し、旧作アニメは比較的美形率が高くて華やかだった気がする。
なにしろ、ラスボスにあたるキャラが見た目美少女だったり、ラストが終盤まででばったり、もう一人女性のホムンクルスがいたりしたわけだし…
具体的には、かなり早く退場しちゃったラストと、ちょいキャラだった本の虫のシェスカ。
シェスカはかなり好きだったんで、たくさん見れたのはうれしかったですヽ(´▽`)ノ
これは話としては知ってて「それはないだろwwww」と思ってたんですけど、まぁ実際に劇場版を含めて見てみたら、それはそれなりに楽しかったです-
というか、この話知って、劇場版とか一体どーなんだろうと思ってたんですけど、本編きっちり見たあとだと、問題なく楽しめましたー
エンヴィーがなぜかドラゴンになったりしたのは、どうかとおもいましたが(;´Д`)
原作序盤は、大総統はニコニコしててゆるいイメージだったんですよねー
後半の大総統も好きなんですけど、序盤の大総統も好きだったわけで。
で、原作序盤をものっっすごい勢いで消化しちゃったFAは、そのゆるい大総統がほとんど見れなかったわけで。
旧作アニメだと、原作序盤にあたる部分が長いというか、ヒューズが死ぬまで2クールという長さなんで、ゆるい大総統が見られて嬉しかったです-
劇場版を含めてみれば旧作もそこそこのハッピーエンドだったんですけど、ウィンリィとか報われなさすぎだったり、ホーエンハイムの扱いもなんだかなぁというかんじだったりしたわけで。
FAは、気持ちいいくらいにハッピーエンドだったんで、その辺はFAの方が好きですねー
ともかく、別設定で見られて、こっちはこっちで楽しかったという感想ですー
ただ、映画は完全にアニメの続編なので、アニメきっちり見てないと、わけわからないですね…
それを知らずに見た人も結構いそうだなぁというか、原作読んで面白いから映画みてみようかなーと当時思った記憶が(;´Д`)